タンク ブロック

タンク ブロックは、ロボットを前方、後方、旋回または停止させることができます。一方のモーターが車両の左側を駆動し、他方が右側を駆動する 2 個の L モーターを持つロボット車両でタンク ブロックを使用します。2 個のモーターを異なる速度で作動させたり、ロボットを旋回させるために異なる方向に作動させることができます。


左側モーター
右側モーター
ヒントと豆知識
また、2 個の駆動モーターを持つロボット車両をステアリング ブロックにより制御することもできます。ステアリング ブロックは、タンク ブロックに似たものですが、旋回を制御する方法が異なります。
モーター ポートと制御モードを選択します



ポート セレクター
モード セレクター
入力

ブロック上のポート セレクターを使って、タンク ブロックで制御したい 2 つのモーター(A、B、C または D)を選択します。各モーターの文字をクリックして、そのモーターのポートを選択します。最初のポートは、車両の左側のモーター、次のポートは右側のモーターとする必要があります。
ヒントと豆知識
ロボットが「前方」を向いている状態で、左側のモーターがポート セレクターに表示されている最初のものであることを確認してください。それ以外の場合には、ロボットは逆方向に旋回します。
モード セレクターを使って、モーターの制御方法を選択します。モード選択後に、入力用の値を選択することができます。利用できる入力内容はモードごとに異なります。モードと入力については以下に記載しています。
モード
オン


オンモードにより両方のモーターが起動し、直ちにプログラムの次のブロックを続行します。左側パワー右側パワーの入力を用いてモーターの速度と方向を制御することができます。モーターは別のブロックにより停止・変更されるか、プログラムが終了するまで作動し続けます。
モーターがオンの状態の時間をプログラムの他のブロックで制御したい場合にオンモードを使用します。このプログラムでは、ロボットは前方に動きます。タッチ センサーが押されると、ロボットは停止します。
オフ


オフモードにより両方のモーターはオフの状態になります。プログラムの初めにオンモードで開始したロボットを停止するため、オフモードを使用します。上記の例を確認してください。

ブレーキ方法が真の場合、モーターは直ちに停止します。別の動作ブロックやモーター動作ブロックがそのモーターを開始するまで、もしくはプログラムが終了するまで、停止位置に維持されます。ブレーキ方法が偽の場合、モーターへのパワーは単にオフの状態になります。モーターは停止するまで、もしくは別の動作ブロックやモーター動作ブロックが開始するまで、余力により惰性運転を続けます。
秒数


「秒数」はの入力における秒数だけ両方のモーターをオンにし、それが済むと両方をオフにします。ブロックは、プログラムが次のブロックを続行する前に時間が経過するまで待機します。

左側パワー右側パワーの入力を用いてロボットの速度と方向を制御することができます。正確に所定の秒数後にロボットを停止させるため、ブレーキ方法は真を使用します。
このプラグラムは、ロボットをフルパワーで 2 秒間前方に動かし、それが済むと停止します。
ヒントと豆知識
の入力で、3.5 秒や 1/4 秒を表現する 0.25 秒のような正確な時間を得るために、小数点を使うことができます。
角度



「角度」で両方のモーターをオンにし、いずれかのモーターが角度の入力における角度だけ旋回するまで待機し、それが済むと両方のモーターをオフにします。これは、ロボットを特定の距離だけ移動させたり特定変位量だけ旋回させるために使用することができます。360 度の回転は、モーターの完全 1 回転になります。

左側パワー右側パワーの入力を用いてロボットの速度と方向を制御することができます。正確に所定の秒数後にロボットを停止させるため、ブレーキ方法は真を使用します。
例 1
このプログラムは、モーターが 900 度(2.5 回転)だけ回転するまで 75 %のパワーでロボットを前方にまっすぐ動かし、停止します。左側パワー右側パワーに同じ値を使うと、ロボットは直線運動を行います。
ヒントと豆知識
ロボットの移動距離は角度の入力に応じたものになります。ただし、この距離は使用する駆動ホイールの直径や他の要因に左右されます。モーターの内部回転センサーは、モーター ハブの回転量を測定します。
例 2
以下のプログラムは、左側パワー右側パワーより大きいため、ロボットを円弧状に右側に旋回させます。左側モーター(外型で速度の早い方)が正確に 900 度回転するまで旋回を続け、それが済むとロボットは停止します。

例 3
このプログラムは、2 つのモーターを異なる方向に回転させることで、ロボットに「スピン旋回」させます。右側パワーに負の数値を使うと、右側モーターを反対に作動させます。ロボットは、左側モーターが 250 度前方に回転するまで旋回し、それが済むとロボットは停止します。右側モーターは 250 度反対に回転します。
ヒントと豆知識
角度の入力では、前方または速度が速い方のモーターの回転量を測定するのであり、旋回時のロボットの方向の変化を測定するわけではないことに注意してください。ロボットの方向の変化はホイールの直径、ホイールの間隔や他の要因に左右されます。
回転数


「回転数」で両方のモーターをオンにし、いずれかのモーターが回転の入力における回転数だけ旋回するまで待機し、それが済むと両方のモーターをオフにします。これは、ロボットを特定の距離だけ移動させたり特定変位量だけ旋回させるために使用することができます。

左側パワー右側パワーの入力を用いてロボットの速度と方向を制御することができます。正確に所定の秒数後にロボットを停止させるため、ブレーキ方法は真を使用します。
このプログラムは、モーターが 3 回転だけ完全に回転するまで 50 %のパワー(左側パワー右側パワーの双方に 50 を使用)でロボットを前方に直線駆動させます。3 回転だけ後方に直線駆動し(パワーに負の数値を使用)、開始地点で停止します。
ヒントと豆知識
回転数モードは、角度モードとまったく同一ですが異なる回転単位を利用します。一部回転を実施するため、回転の入力において小数点も使用することができます。同一量の回転を得るため、以下の表に 2 つの異なる方法が示されています。
回転
1360
2720
0.5180
1.25450
7.22592
モーター パワーと方向設定
左側パワー右側パワーの入力には、-100 から 100 までの数値を入力することができます。パワーの正と負の数値により、以下のグラフに示すように L モーターを異なる方向に回転させます。





正のパワー
負のパワー

モーター逆回転ブロックを利用して、モーターの通常の回転方向を変えることができます。モーターの回転方向が逆回転の場合、正と負のパワー レベルの作用は上に示されたものと反対のものになります。
ヒントと豆知識
モーターの回転速度は所定のパワー レベルにほぼ比例しますが、回転速度はモーターにかかる負荷にも影響されます。
入力
タンク ブロックの入力により、モーターの作動方法を詳細に制御します。ブロックに値を直接入力することができます。あるいは、データ ワイヤーを使って他のプログラミング ブロックの出力から入力値を得ることができます。利用できる入力値と関数は、選択した制御モードに応じたものになります。
入力タイプ可能な入力値備考
左側パワー 数値-100 から 100左側モーターのパワー レベルです。
モーター パワーと方向設定をご確認ください。
右側パワー 数値-100 から 100右側モーターのパワー レベルです。
モーター パワーと方向設定をご確認ください。
ブレーキ方法 ロジック真/偽ブロックを終了する際に適用されます。
真の場合モーターは直ちに停止し、ポジションに維持されます。
偽の場合モーターのパワーは停止し、モーターは惰性運転を行います。
数値≥ 0作動時間(秒)。
数値任意の数変位量(角度)。360 度で 1 回転します。
回転 数値任意の数回転による変位量。
タンク
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