データワイヤー

データ ワイヤーにより、他のブロックの出力値を用いて、プログラミング ブロックに入力値を提供することができます。これにより、ブロック間の双方向通信を可能とし、ロボットがより複雑な動作を行うことが可能となります。
このプログラムは、データ ワイヤーを使ってカラー センサー ブロックの光の出力をステアリング ブロックのパワー入力へ接続します。これにより、ロボットの移動速度はカラー センサーが検知した光の強さにより決定されることになります。このプロセスは、新たなセンサー検出値に基づいて継続的にパワーが更新されるようにループで繰り返されます。
ヒントと豆知識
ロボットに関する上記のプログラムをカラー センサーが地面付近を指すように設定する場合、ロボットの速度は異なる色をまたぐ度に変化することになります。
データワイヤーのタイプ
データ ワイヤーは、あるブロックの値を別のブロックへ伝送します。各データ ワイヤーにはタイプがあり、データ ワイヤーの開始時のブロックの出力タイプによって決定されます。また、これはデータ ワイヤーが持つ値のタイプでもあります。異なるタイプについての詳細は、データ タイプをご確認ください。

データ ワイヤー、ブロック入力およびブロック出力は、以下の表に示されるようにそのタイプによって外観が異なります。
タイプブロック入力ブロック出力ブロック出力 データ ワイヤー
ロジック
数値
テキスト
数値配列
ロジック配列
データ ワイヤーを作成する
データ ワイヤーを作成するには、以下のステップに示されるようにプログラミング ブロックの出力を別のプログラミング ブロックの入力へとドラッグします。
ステップ動作
1ブロック出力を起点とします
2左から右へドラッグします
3ブロック入力を終点とします
ヒントと豆知識
出力のあるブロック(データ ワイヤーの起点)は、プログラムの入力のブロック(データ ワイヤーの終点)の前に来る必要があります。
ブロック出力とブロック入力は同一のデータ タイプもしくはデータ ワイヤーの変換に対応している必要があります。
データ ワイヤーは、ブロックに直接入力された値を置き換えます。上記の例では、パワー入力値 50 がデータ ワイヤーにより置き換えられています。ステアリング ブロックは、データ ワイヤーからのパワーの入力値を取得しています。
データワイヤーを削除する
データ ワイヤーを削除するには、データ ワイヤーの終点のブロック入力をクリックします。データ ワイヤーが削除され、ブロックに直接入力された入力値が保存されます。再度ブロック入力をクリックして新規の入力値を入力します。
複数のデータ ワイヤーのブロック出力を使用する
以下のイメージに示されるように、ブロックの出力を複数のデータ ワイヤーで利用することができます。出力を再度利用するには、別のデータ ワイヤーを単にドラッグするだけで済みます。
ヒントと豆知識
複数の入力のデータ ワイヤーを同一のハブに接続することはできません。
データワイヤーの変換
データ ワイヤーは、同一タイプまたは以下に許可された自動変換の一つに対応したタイプのブロック出力とブロック入力を接続する必要があります。
起点タイプ終点タイプ結果
ロジック 数値偽 = 0
真 = 1
ロジック テキスト偽 = "0"
真 = "1"
ロジック ロジック配列一つの要素を持つ配列
ロジック 数値配列一つの要素(0 または 1)を持つ配列
数値 テキスト数値のテキスト化
(例、"3.5")
数値 数値配列一つの要素を持つ配列
ロジック配列 数値配列0 または 1 と同一の要素と同一サイズの配列
データ ワイヤー値を表示する
プログラム実行時に EV3 ブロックがコンピューターに接続されている場合(USB、Bluetooth または Wi-Fi 接続)、プログラム実行中にデータ ワイヤーの値を表示することができます。データ ワイヤー上にマウスのカーソルを置くだけで、データ ワイヤー付近の小さなウィンドウ内に表示されます。
以下のプログラムにおいて、データ ワイヤーはイメージ取得時には 30 の値を持っています。この例では、ブロックはループにあるため、データ ワイヤーの値はカラー センサー ブロックを実行する度に変更することができます。ディスプレイは、最新の値を表示するため継続的に更新されてゆきます。
ヒントと豆知識
「データ ワイヤー値を表示する」は、プログラムの機能を理解するのに役立ちます。期待するものとは異なる値を検討することで、プログラムの問題の原因を把握するのに役立ちます。例えば、上記のプログラムの作成において「測定 - 反射光の強さ」モードの代わりに「測定 -色」モードを使用することになった場合、データ ワイヤーは 0-100 の範囲の代わりに値を 0-7 の範囲で表示します(カラー センサーを使用するをご確認ください)。
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